今回の記事ですが、実は僕がこのブログを立ち上げるにあたって一番伝えたかった事なんです
大げさと思われるかもしれませんが、私はこれを知った事で本当に仕事の、いや人生の幸福感が高まりました
これを知れば、あなたがなぜ仕事で幸福感を得られないのか、どうすれば仕事で幸福感が得られるのかがわかります
この記事を読んで欲しい人
- 毎日仕事が忙しくて目の前の仕事をこなすことが精一杯になっている人
- 仕事で嫌で嫌で仕方がない人
- 嫌と言うほどではないけどモヤモヤしている人
- 仕事でもっと充実感を得たい人
科学的に根拠のある幸福感を高める方法
「人はどうしたら幸せになれるのか」といった論文は数多くありますが、その中でも日本人だけに注目し、研究されたものがあります
その研究には「人はどうしたら幸せになれるのか」という問いに対するひとつの答えがあり、非常に参考になります
幸福感と自己決定―日本における実証研究(西村 和雄、八木 匡)では
幸福感を目的変数とし、「所得」「学歴」「健康」「人間関係」「自己決定」を説明変数とする分析を行いました
その結果、幸福感を決定する説明変数は「健康」「人間関係」の次に「自己決定」の相関が高い(影響が大きい)ことがわかりました
それは所得、学歴よりも大きいものだったそうです
目的変数?説明変数?という方に超ざっくり説明すると
幸福感は(健康、人間関係は当たり前として)自分で決めることがめっちゃ大事!ってこと
所得については年収800万円程度までは収入の上昇に合わせて幸福感は上がりますが、それ以上は大きく変わらないことがわかっています
収入は高ければ高いほど幸せになれると思ったけど、そんなことはないんだ
学歴については高難度大学、中難度大学、低難度大学、高卒(など専門学校に進んだ人)それぞれの幸福度を比較すると、高難度大学卒業生が最も幸福感が高く、その次に幸福感が高かったのは高卒でした
つまり頑張って勉強して難しい大学に入るか、はやくから自分の道を選んで専門学校に行く人の方が、中途半端な学校に行くよりも幸福度が高い傾向にあるそうです
この研究が示すのは収入や学歴と言った結果よりも自分の決めたことそのものの方が幸福度を向上させる可能性が高い、ということです
決めた結果どうなったか、よりも自分で決めることそのものが幸せなの
うまくいったかどうかじゃないのね
自分で考えて決断して、それが最高の結果を生んだら最高でしょう
ですがそうじゃなかったとしても自分で決断するだけ幸福感は上がります
個人差はあるかもしれませんが、私はこの研究結果を見た時にすごくしっくり来ました
本当に人生の道が拡がったと思いました
もちろん何か行動に対する結果というのは、うまくいった事もあれば、失敗することもあります
失敗した時には落ち込みもします
ですが自分で決断したことであれば、それも納得して進めるんですね
私の経験で話をすると、一番引きずる失敗の仕方は、誰かに何かを言われ(誰かの指示で)、その結果で失敗したときです
この場合はとっても引きずります
例えば、プレゼン資料で上司に指摘をもらい、良くわからないけど言う通りに直しておいたら、本番でそこを突っ込まれたとか・・・
あんまり自分で理解しないまま、先輩の言う事を鵜呑みにして設計したら、そこで不具合がおきた、とか・・・しかもその先輩は全然フォローしてくれない(実話)
しかもこういうときって「失敗したのは誰々のせい!」とかいって自分に目が向かなくなります
これでは自分の力にならないし、次に活かしようがありません
じゃあ、人の意見なんて聞かずに、我が道を進めば良いんだね!
ちょっと待って!そんな極端なことはヤメて!汗
人の意見をちゃんと聞くのは大切です
というか絶対やらないといけません
そうなんですが、人の意見を取り入れるか否かも、自分で決めようということです
その場合は仮に失敗したとしても、人のせいにするのではなく
その人の意見を取り入れると決めた、自分の判断が良くなかった、と思えるようになりましょう
なんだかストイックな感じがするかもしれませんが
それが結局、幸福感を高めることへの近道です
当てはまるのは仕事だけではない
この話が通用するのは決して仕事に限った話ではありません
例えば休日の過ごし方、
この前の週末、天気も良かったし、掃除してお出かけして美味しいご飯でも食べようって思ってたのに、ついついマンガ読んだりだらだらゲームしてたら一日終わっちゃったんだよね・・・
とか、他には
欲しくもないのにセールしていたからつい買っちゃった、とかやりがちよね
こんな時、後悔と罪悪感に苛まれます
でも逆に「今日は一日マンガ読んでゲームして、ダラダラ過ごすぞー」と決めてから一日をマンガ読んでゲームして過ごしたらどうでしょう
同じことしたのに充実した一日になった、って思っちゃうかも
つまり、幸福感高めるためには、結果よりも過程とそこに至る自分の心が重要なんです
何事も惰性で続けるのではなく、自分で主体性を持って決めていけば幸福感は高まります
注意点
ここまで自分で決めて行動する事のメリットを述べました
ですが何でもかんでも自分で決めれば幸福になるかというと、そうではありません
ここからは注意点をふたつお話します
その1:自分で決断するということは「責任」と「覚悟」が必要
どんな結果であれ、自分で決めた以上、その結果は人のせいにはできないんです
人のせいにしても自分の幸福感は高まりません
厳しいと感じる方もいるかもしれませんが、自分の人生なんだからそれが当たり前です
でも怖がる必要はありません
自分の意思でしっかり決めてきた人は、例え失敗してもそれを活かして次はより良い選択ができるようになります
そうやって自ら決断とフィードバックを得るサイクルを回していける人はどんどん人生が良くなります
そうやって決断と正しいフィードバックを得るサイクルを回していけば、どんどん人生はよくなるわ
その2:自分で決めたつもりが実は他人に決められている
これはどういうことかと言うと、例えば
「誰もが知っている有名企業で働きたい」
「親が納得する会社で働きたい」
みたいな仕事にかかわることから
先程の「セールで安かったから購入した」
みたいな日常の決断でも当てはまりますが、
これらを理由に物事を決断すると、自分で決めているように見えて実は他人に決められています
これを「他人軸で決断する」といいます
これではほんとうの意味で自分で決断したことにはならないので、幸福感も高まりません
他人軸で決断をすることの何がいけないのかと言うと、他人軸というのは決して自分でコントロールできるものではないからです
「誰もが知っている会社」も「親が納得する」も「セールで安かった」も自分で決めることができないものね
見る人が変わったら変わってしまうものに頼るのはやめる、それが幸福感を高めるコツです
番外編:お金に関わることは慎重に決断する
仕事のことと少し話しがずれてしまうので書くかどうか悩みましたが・・・
大きなお金に関わることは慎重に決断しましょう
家を買う、クルマを買う、詐欺にあう、など借金は自分の選択肢を狭めてしまうので、間違えた!で済まなくなってしまう可能性ももあります
ここだけは慎重に決断してください
自分の人生を主体的に生きる
どこで見かけたのか忘れましたが、私がなんとなく以前の仕事をもやもやとした気持ちを抱えながらも続けていたとき、この言葉に出会いました
「自分の人生の当事者意識を持つ」
ありふれた言葉なのかもしれませんが、これが自分には刺さりました
そこから少しずつ自分の行動を変えて行った結果、少しずつ色んな事が好転していきました
その時にふと「自分の人生の主導権を取り戻した」
って思う事ができたんですね
それからというもの、もやもやする違和感を抱えた時は、「自分で考えてだした結論か?」ということを自分に問いかけています
なのでここに辿り着いた方にはぜひ、自分で選択して、自分の人生の主導権を取り戻して欲しいと思っています
大事なことなのでもう一度言います
「自分の人生の主導権を取り戻せ」
ではまたー
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