いざ転職活動をしようと思い立ったはいいものの、次は職務経歴書がめんどくさい。
その気持ち、めっちゃわかります!
そうです。事実、職務経歴書って本当にめんどくさいんです。
親に怒られてから始める夏休みの宿題ぐらいめんどくさいです。
しかも働いてへとへとなのにその上そんな大変なもん書かなきゃいけないなんて・・・
でも、これを書かないと転職活動は始まらないし、
少しでも人生をより良くしたいと思ったあなたの願いも、叶うことはありません。
実はめんどくさいを回避する一番確実な方法は少しでもいいから行動してみることなんですが、
とはいえその一歩が踏み出せない無限ループ・・・。
というわけで、職務経歴書がめんどくさくて一歩踏み出せないあなたに、つまずきがちなポイントの解説とともに書き方を紹介します。
大丈夫、これから紹介する方法ならば、カレーを作るより簡単です(?)
何から始めたらいいかわからない
まずは最初につまずくのが「何から始めたらいいかわからない」ということ。
とりあえず、転職エージェントに相談してみようかな?
ちょっと待って!職務経歴書が先よ!
先に転職エージェントに相談して、話しながら・・・なんてこともできなくはないですが、なんとなくぼんやりとした面談に終わってしまい、あまり有意義なものになりません。
また、転職エージェントの第一印象も悪くなってしまうでしょう。
え、こっちは客なんだから丁寧に相手してくれるでしょ?と思いますか?
それは違います。転職エージェントにとって、得意先(お金を払ってくれるところ)は紹介先の企業です。
そして乱暴に言うと、転職希望者は商品です。その立場を忘れると転職活動が失敗します!
であれば第一印象でこの人は見どころありそうだ、と思ってもらえた方が得ですよね。
なんだか一気に難しく感じてきたよ・・・という方も安心して下さい。
最初から完璧は求められていません。はじめにできた原石からのブラッシュアップについては転職エージェントは非常に頼りになります。
まずは60点、いや50点の職務経歴書でも構いませんので、書いてみることが大切です。
そう言われてもなかなかできないよー、という人のために下にオリジナルの職務経歴書のサンプルを貼っておきます。
このサンプルの特徴は「可能な限り書く手間を減らすため、穴埋め形式になっている」ところです。
あるあるなんですが、職務経歴書の内容を考えるのも大変なんですが、それを文章として体裁を整えることも、普段文章を書き慣れていない方からしたら苦痛でエネルギーを使うんですよね。
それを少しでも軽減するため、穴埋めをしていくだけで60点は取れる職務経歴書ができるようになっています。
各穴埋めにはヒントとしてどんなことを記載するかの簡単な例が載っています。
これを使えば、書く内容にフォーカスしてエネルギーを注ぐことができます。
次の章からこの職務経歴書を使いながら、一緒に書き勧めていきましょう。
まずは、職務経歴書の第一歩としてサンプルのダウンロードしてみてください。
できたら次のステップにいきましょう!
職務経歴欄が埋まらない
はじめは「職務経歴欄が埋まらない」問題です。
あれ、最初は職務概要じゃないの?
と思うかもしれませんが、職務概要は後回しにします。
なぜなら職務概要は職務経歴と自己PRを簡単にまとめたものなので、最後に書いたほうが楽だし、一貫性が生まれます。
さて職務経歴欄に書く内容ですが、これはキャリアの棚卸しです。
「いままでどんな会社で、どんなプロジェクトに、どんな役割で関わり、何をしたのか、その結果どんな成果を生んだのか」それを書いていきます。
私はこれが苦手で・・・何か新しいこととか未来のことを考えるのは楽しいんですが、どうしても過去のことを思い出すのはエネルギーを使うんです。
対策としては、まずは思い出しやすい今している仕事、もしくは直前までしていた仕事のことから書いてみましょう。
配布したサンプルは、穴埋め形式、というよりは事例集のようになっています。
ゼロから書くよりもこういった事例を見ながら、自分にはこれと似たようなこんな経験があるな・・・という風に書いていったほうが圧倒的に楽です。
正確な時系列や内容を記載することはあとからでも構いません。
また、達成した実績は・・・とか考えていると手が止まってしまうので
まずは思い出した順に事実だけでも良いので書いていってしまいましょう。
ひとつ書いたらその前は何をしていたっけ・・・とひとつずつ紐解いていけば、自然と職務経歴欄は埋まってくるはずです。
この職務経歴欄は一度作ってしまえば基本的にはその後ずっと使えます。
参考に他のサイトの職務経歴書のリンクを張っておきます。
このサイトには非常にたくさんの職務経歴書のサンプルが載っています。
ここで自分に近い経歴のものを探して、真似して書いてみるのも良いでしょう。
自己PRが思いつかない
悩みは「自己PRの仕方がわからない」
かなり多くの人がここでつまづくのではないでしょうか。
自分には人に堂々とアピールできるような実績なんてないよ・・・
このように悩む方、本当に多いと思います。
私もはじめは何を書いていいかわからず、とりあえず埋めてはみたもののしっくりこない。
それはそうですよね。
私たちが育ってきた社会では「自慢はするな、謙虚でいろ」と教えられてきました。
それがいきなりあなたの魅力を存分にアピールせよ!なんて言われるんですから
ムチャ言うな!と言いたくなりますよね。
これの対処法ですが、実はそもそも多くの人は自己PRのハードルを高く上げすぎていることが原因です。
あなたが何気なくしているその仕事は実は他の人にとってはすごいことなんです。
ものすごくキラキラした実績がなくてもあなたが今まで一生懸命やってきた仕事は必ず会社に貢献しています。
その証拠に、あなたは今の仕事をすることで会社から給料をもらっていますよね?
今あなたが仕事をして、その対価として会社が給料を払ってくれているなら、そのスキルには必ず価値があります。
必ず他にも欲しい!と言ってくれる会社が現れます。自信をもってPRしましょう。
どうしても自己PRが思い浮かばない!という方に少し視点を変えるヒント
もし「うまくいったこと」が思い浮かばなかったら、逆に「うまくいかなかったこと」「めちゃくちゃ大変だったこと」「大失敗したこと」を考えてみましょう。
うまくいかなかったことがあったら、次はそれを少しでも良くしようと何か工夫をしていませんでしたか?
めちゃくちゃ大変だったことがあったら、それを切り抜けるために何かしませんでしたか?
実は成功だけでなく失敗もあなただけのユニークな経験です。
失敗と成功は表裏一体ですので、失敗の裏にあなただけのユニークな自己PRが隠れています。
そういえば大変な仕事があったとき、次回はちょっとでも楽になるようにやり方を変えたりしてみたかも
そういった経験もあなただけのものだからいいPRになるわ
しかも、「失敗から学び、同じ失敗を繰り返さない人」という印象も与えられるよ
職務経歴書サンプルにたくさん目を通す、というのも有効です。
自己PRのやり方にまったく予備知識や事例を知ってないと、フリーズしてしまいますが、
いくつかサンプルを読んでいくと自分にも当てはまりそうな自己PRが見つかります。
それを真似して、ちょっとアレンジを加えれば立派なあなたオリジナルの自己PRの出来上がりです。
(丸パクリは駄目ですよ!あくまであなたの経験でアレンジしてください)
なんども言いまずが、ゼロからつくり始めるのは大変です。
自分と近しい良い例を探して、それを真似するところから始めましょう。
職務概要欄・資格の書き方
最後に職務概要・資格です。
ここまで職務経歴と自己PRがかけたあなたなら大丈夫。それらをまとめて冒頭でアピールしましょう。
ここで何か今までと違うことを書かなきゃ、と思う必要はないです。
むしろあまりに違うことを書いていたら一貫性がなくなり、結局この人はどんな人なんだ?と思われてしまいます。
こういったところは最近であればChatGPTを使うときれいにまとめてくれたりします。
こういった新しいツールはどんどん使っていきましょう。
また保有資格や経験・技術・ツール環境等は持っているものを素直に書きましょう。
普通免許だけでもいいですが、エンジニア系だったらどんなツール環境だったかはちゃんと書いたほうが良いですね。
完璧を目指しすぎるな!
さて、ここまでで職務経歴・自己PR・職務概要と書くのがめんどくさーい項目を少しでも楽に書くコツをお伝えしてきました。
最後に全体を通して言えるコツ、というか心構えです。
最初にも書きましたが、それはまずは60点、いや50点でも良いので、全体を通して書いてしまおう、ということです。
どれくらいが50点のレベルかというと、ここに貼った職務経歴書のサンプルの穴埋めを一通り埋めたぐらいでしょうか。
もちろん職務経歴書は面接に呼んでもらえるかどうかの大切な書類なので、実際に応募するときは80点、90点以上の完成度を目指します。
ですが自分の力だけではそこまで完成度を上げるのはかなり大変です。
自力で調べようとしても、職務経歴書は最終的には個別ケースなので、ネットで検索してもドンピシャの答えはでてきません。
そんなときこそ転職エージェントを活用してフィードバックをもらいましょう。
彼らは数多くの転職事例を知っています。自分ひとりだけで悩むよりもきっと良い結果が得られます。
まとめ
職務経歴書は転職活動は最初の一歩で確かにめんどくさいです。
でもその一歩さえ踏み出してしまえば、そこから得られた達成感がさらにやる気を引き出す好循環を生み出します。
この記事がそんな最初の一歩のサポートになれば嬉しいです。
それじゃーね!
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